一般不妊治療(タイミング法・人工授精)

一般不妊治療とは

ここからは具体的な治療法の解説です。一般不妊治療はタイミング法と人工授精を指します。初めに強調しておきたいのは、一般不妊治療で妊娠するご夫婦がたくさんいるということ、患者さんにとって比較的簡単に受けられる負担の少ない治療法という点です。しかし、医療レベルの低い治療法では決してありません。たとえば、女性ではタイミング法、人工授精ともに、成熟卵子の排卵をきちんと観察する排卵モニタリングが必須です。男性では、人工授精の際に元気のよい精子を選ぶ精子洗浄濃縮法が大前提になります。一般不妊治療は高度な生殖医療に基づく治療であることを知っておいてください。

不妊治療のステップ

不妊治療のステップを正しく理解するために

キーワードその1 「不妊治療には3つのステップがある」

■それぞれのステップの内容を理解しましょう。
★第1ステップ
不妊検査及び排卵時期のチェックによる性交タイミングの指導(タイミング法)。期間の目安は約2~3カ月です。

★第2ステップ
約2~3カ月の経過観察を行い、この間に妊娠に至らなかった場合は、卵巣刺激法による治療と排卵時期のチェックをしながら人工授精を行う第2ステップへ移行します。人工授精の実施期間は5~6周期が目安になります。

★第3ステップ
ここまでの治療で妊娠に至らなかった場合には、第3ステップである体外受精や顕微授精も考えていただきます。

第1ステップ
●不妊検査
●排卵時期のチェック
●性交のタイミング指導

第2ステップ
●排卵時期のチェック
●卵巣刺激法
●人工授精(AIH)

第3ステップ
●体外受精
●顕微授精

ステップ

キーワードその2 「不妊原因によって治療のステップは変わる」

■原因によっては治療の初めから第2・第3のステップになることもあります。
★個人差のある不妊原因に合った治療法がベストです
不妊症の原因及び症状の程度には大きな個人差があります。不妊治療専門医は検査結果を踏まえたうえで、それぞれのご夫婦にあった治療法を追求します。

★第2・第3ステップの治療が第一選択肢の場合もあります
たとえば、精液検査の結果、タイミング法による妊娠が難しい結果が出た場合には、治療の初めから第2ステップの人工授精を勧められることがあります。さらに高度な男性不妊の場合には、第3ステップの顕微授精が必要なケースもあります。

★十分な説明を受けるようにしましょう
このように、原因によって選択する治療法は異なります。できるだけ自然な治療法を希望する気持ちはよく理解できます。しかし、医学的に治療効果が期待できない治療を繰り返した場合、治療に要する時間と費用だけでなく、心身の負担も大きくなります。どのステップの治療が必要かを診断するのが、不妊治療専門医です! 検査結果や原因、治療法については十分に説明を受けた上で、治療を受けるようにしましょう。

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